• ホーム
  • 動物試験で降圧作用や投与後の違和感で創薬研究

動物試験で降圧作用や投与後の違和感で創薬研究

白い錠剤と葉

高血圧の治療には長い薬物治療の歴史があります。
利尿薬やβ遮断、α作動薬といった古くからある医薬品に加え、近年の主流な治療薬として用いられているカルシウム拮抗薬など、様々な医薬品の開発が行われてきました。
また、さらに最近になってレニンーアンジオテンシン系に作用するタイプの新しい医薬品も市場に登場し、医療現場で重宝されるようになっています。
高血圧患者が多いからこそ、多くの医薬品が存在する現在においても精力的にその開発が進められており、動物実験レベルでの降圧作用の確認をスタート地点として様々なメカニズムでの作用を期待した医薬品の創薬研究が行われています。
動物レベルでの試験からその降圧作用についての確認が行われていることから、それを人に投与するという段階には大きなハードルがあります。

そのため、動物で降圧作用があったからといって、すぐに人で試験するというわけにはいかず、副作用が生じることがないかということを細かに検証していくことが必要になります。
動物の行動や血液のパラメーターなどに少しでも違和感があった場合にはその原因を探り、解決を行っていくというのが基本となっており、その試行錯誤を行う必要性から開発には長い年月がかかります。
動物で違和感が感じられなくとも、人に投与した時点で違和感が感じられてしまい、副作用が原因となって開発中止になることも多く、降圧剤を一つ開発するにも莫大な労力と期間、費用がかかっているのが事実です。
明らかな副作用が出てしまうと被験者にも大きなデメリットを与えてしまうことから、臨床試験では些細な違和感も重視されることが多く、その検出のための従事者の鋭敏さが被験者を守ることにつながっています。